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RADIANZでTRIの壁”iliac CTO”を突破せよ

末梢動脈疾患ガイドライン2022により下肢動脈疾患(lower extremity artery disease:以下、LEAD)患者のIliac病変に対する血行再建の第一選択がEVT(Endovascular Therapy)となったことで、この領域におけるEVTの果たす役割は益々大きくなっている。

従来、Iliac病変のEVTは鼠経アプローチが一般的であったが、近年、TRI(Trans Radial Intervention)も出血性合併症や患者負担の軽減から頻度が増えてきている。

しかし、TRIによる腸骨動脈閉塞は、デバイスの制限や手技の不確定さから、未だ大きな壁である。

今回我々は、新しいシステム”RADIANZ”を用いてIliac CTO(Chronic Total Occlusion)病変を治療したので、その使用感を報告する。

※所属はご執筆当時のものです